ミクロラプトル・グイの骨格復元図。つかめる枝の太さ
ミクロラプトル・グイ 骨格復元図より。その1
このミクロラプトル・グイ(Microraptor_gui)の骨格復元図はアメリカのサイトから拾ってきました。
作者はJaime A. Headden 氏と言う人の様です。英語だからよくわかんないですね(笑)。
サイトは
こちら
です。
この復元図を信頼すると、こういう事が分かりますね。
まず、翼の親指。関節が無いので曲げる事ができません。
この翼の前脚で枝をつかんだり、木登りすることはできそうにないですね。
それから、胸の骨。貧弱なので羽ばたきのパワーは不足してますね。
ニワトリよりも弱そうです。
後ろ足の指と爪。
指の長さは約4cm。爪の長さは約2cm。
これ、長いと思います?
つかめる枝の太さを観てみましょう。
ミクロラプトル・グイ 骨格復元図より。その2。つかめる枝の太さ
ミクロラプトル・グイの骨格復元図から、つかめる枝の太さを描き出してみました。
画像を加工しただけですね(笑)。
つかめる枝の太さは、だいたい2cm以下ですね。
これ以上太いとつかめません。
しかも、鷲掴みできる構造では無いので極めて不安定です。
ミクロラプトル・グイの体重は不明ですが、1キログラムとも2キログラムとも言われています。
結構重いですね。
鳥の様に軽量化されていない羽毛恐竜が、細い枝に無理矢理とまると、枝が折れてしまうでしょう。
ミクロラプトル・グイ 骨格復元図より。その3。逆さにぶらさがる?
ミクロラプトル・グイの骨格復元図から、バランスのとりやすそうな姿勢を描いてみました。
これもやっぱり画像を加工しただけですね(笑)。
逆さになっても、つかめる枝の太さは、だいたい2cm以下です。あたりまえ。
しかも、逆さ吊りの場合は不都合なトコロがあります。
普通の鳥が樹の枝や電線にとまる時は脚を曲げますよね。
この時、指を曲げる筋肉の腱がカカトで曲げられて伸び、指が曲がります。
そうなる事で鳥はラクチンに枝や電線にとまる事ができますし、そのまま眠る事もできます。
しかし、逆さ吊りのぶら下がり体勢の場合、逆に指が伸びる方にチカラが加わりそうです。
これでは枝をつかめませんね。
ミクロラプトル・グイ ニュース映像の復元図
これはネットのニュース画像から拾ったミクロラプトル・グイの復元図です。
モノの見事に指を長く描いてます!
太い枝の画像で隠していますが、肝心の枝をつかむ指を描いてません!
酷い絵ですねー!
奥に樹の幹に着地しようとするミクロラプトルもいますが、肝心の樹の幹に着地した後を描いてません!
こういうのを、「騙し絵」と言います。
どーやって樹の幹に着地できるのか?
誰もツッコまないのはどういう事なんでしょうかね?
こんなイラストは科学でもなんでもありません。
科学に必要な厳密性に欠けてます。
-TOP-